館長の出張トーク IN 高梁市図書館【5月24日(土)】
高梁市成羽町は、
岡山県の西部にある緑豊かな町です。
高梁市成羽美術館は、
成羽町が生んだ洋画家
児島虎次郎の遺徳を顕彰するため
岡山県初の町立美術館として
1953年(昭和28)に開館し、
1994年(平成6)に3代目の建物が
現在地に新築開館しました。高梁市成羽美術館は、
成羽町が生んだ洋画家
児島虎次郎の遺徳を顕彰するため
岡山県初の町立美術館として
1953年(昭和28)に開館し、
1994年(平成6)に3代目の建物が
現在地に新築開館しました。
安藤忠雄の建築
設計は、建築家 安藤忠雄氏によるもので、
コンクリートの壁と周囲の緑が調和した、美しい景観を楽しんでいただけます。
児島虎次郎
児島虎次郎(1881~1929)は、色彩豊かな人物画や風景画で知られる日本における印象派の代表的な画家です。
大原美術館の礎となる西洋美術の収集に尽力したことで知られますが、コレクターとしての一面も持ち合わせ、数度にわたる訪欧・訪中の折にはオリエントや中国・朝鮮半島の古美術品も数多く収集しました。
成羽の植物化石
成羽地域からは、三畳紀後期の植物の化石が産出します。森の植物たちは、日本最古の森林の植物化石として保存され、現在、成羽地域から110種あまりが発見されています。新種化石が多産する地域は世界でも大変珍しく、「NARIWA Flora(成羽フローラ)」として世界に広く知られています。成羽の植物化石は他に類をみない、貴重な化石群なのです。