4月13日(土)、春の特別展「106歳を生きる 篠田桃紅 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」オープニングセレモニーを開催しました。開会式には篠田桃紅先生の姪御さまをはじめ、たくさんのお客様がご来場下さり、大変賑やかな開幕となりました。
その後、ギャラリートークを開催。岐阜現代美術館シニアキュレーターの宮崎氏に、展示室を巡りながら様々なお話を聞かせていただきました。少しだけ内容をご紹介…。
篠田作品には墨で文字を書いたものが数多くあるのですが…私達日本人は文字を見るとき、無意識に「何と書いてあるか」を“読んで”しまいがちです。しかし、篠田先生は「何が書いてあるか」よりも描かれた線の美しさを見て欲しいと考えているのだとか。だからこそ、漢字や仮名を読まない米国に渡り、作品の「美しさ」がどう評価されるかを見たかったとのこと。一本の線に込められている思いの深さがうかがえるエピソードでした。
ギャラリートークは、会期中当館学芸員が毎週土曜日14時から行います。
篠田桃紅展は6月30日まで開催!皆様、ぜひお越しください。