会期>2014年7月19日(土)-9月28日(日)
開館時間>午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日>毎週月曜日(ただし7月21日と9月15日は開館、7月22日と9月16日は休館)
観覧料>一般 700円/高大生・65歳以上 500円/小・中学生 200円(20名以上の団体は2割引)
※身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添の方お1人まで無料(証明をご提示下さい)
- 主催
高梁市成羽美術館 - 協力
岡山大学理学部、北海道大学総合博物館、東京大学総合研究博物館、大阪市立自然史博物館、北九州市立自然史・歴史博物館 - 後援
岡山県、高梁市、高梁市教育委員会、公益社団法人岡山県文化連盟、公益財団法人岡山県郷土文化財団、山陽新聞社、KIBIケーブルテレビ、RSK山陽放送、OHK岡山放送、KSB瀬戸内海放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、FM岡山、FMくらしき、エフエムふくやま、レディオモモ
2億3000万年前、成羽はイチョウやシダの生い茂る森だった。それはこの地から産する多くの植物化石が伝えてくれる。
成羽の化石研究のはじまりは明治の頃にさかのぼる。自然科学への関心が熱を帯びはじめた当時、化石が見つかることで知られていた成羽が研究者から注目され、調査が展開された。地元の化石熱も高まり、「成羽地学同好会」が発足。研究者を招いての研究会が開催され、県外からも化石産地見学ツアーが訪れるなど、成羽の植物化石研究は深まっていった。成羽にあった2億3000万年前の扉を開いたのは、地元の化石少年たち、化石愛好家たちの探究心だったのである。
ひとつの地域から、新種を含む多くの種類の植物化石がよい保存状態で大量に産出するのが、成羽という化石産地の特徴であるといえる。現在では、114種の化石が確認され、そのうちの38種が新種として記載されている。
今展では、成羽で発見され新種として記載された「タイプ標本」(その種を決定するもととなった最初の標本)を一堂に展示。かつてここにあった、成羽の豊かな森をよみがえらせる。
関連イベント ※イベント参加には観覧券が必要です。
- 見どころ解説
【日時】7月19日(土)・8月9日(土)・9月20日(土)11時~・13時~(各回20分程度)
【会場】化石展示室
【案内役】鈴木茂之氏(岡山大学理学部教授)
《お知らせ》8月9日(土)の見どころ解説は台風11号の影響により中止させていただきます。
- 成羽化石産地見学会(採集体験)
成羽地域では2億年以上昔の植物化石が多く発見されています。見学会では、実際に化石含有層を見ながら太古の様子を地層から学びます。
【日時】8月17日(日)10時~14時
【講師】鈴木茂之氏
【場所】成羽美術館化石展示室・成羽町内化石産地
【定員】15名
【対象】小学4年生~大人
【参加費】500円(要観覧券)
【申込方法】往復ハガキに郵便番号・住所・氏名・年齢(学年)・電話番号を明記し、美術館までお送りください。一枚で2名様まで申し込めます。応募締切:7月31日(木)必着
※応募多数の場合は、抽選のうえ当選者に参加通知を返送します。
- 記念講演会 「恐竜の誕生:三畳紀後期の地球の裏側」
【日時】9月13日(土)13時30分~15時
【講師】小林快次氏(北海道大学総合博物館准教授)
【場所】成羽美術館内カフェ ※9月13日はカフェの営業をお休みします。
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