令和3年度次世代おかやまアーティスト活動促進事業
会期>2022年1月5日(水)-3月21日(月・祝)
開館時間>9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日>毎週月曜日(ただし、1月10日と3月21日は開館し、1月11日と3月22日は休館)
観覧料>無料(所蔵品展は別途必要)
- 主催
高梁市成羽美術館、岡山県 - 協力
足立石灰工業株式会社 - 助成
公益財団法人 エネルギア文化・スポーツ財団 - 後援
高梁市教育委員会、公益社団法人岡山県文化連盟、公益財団法人岡山県郷土文化財団
岡山県ゆかりの若手アーティストである金孝妍、クボタケシによる個展を同時開催する。
金は絵画を“痕跡”として捉え、制作を続けている。水分を含んだ顔料などの材料を用い、重力によって流れていく様を「図」とした作品は、一見すると偶発的な“線”の集合体であるが、なぜかそこには郷愁めいた東洋的美しさを感じることができる。本展では“成羽”に着目した作品を主軸とし、この土地ならではの展示を行う。
クボは兵庫県在住の石彫家。トラバーチンなどの石素材の個性を最大限生かした作品群を展示する。また、2020年に奈義町にて滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)を行った際、新見市の足立石灰工業株式会社より石灰石の魅力を広めたいと相談を受けており、本展では企業から提供された石灰石で制作した新作彫刻もあわせて展示する。そして、作家仲間である金と、いつか実現したいと温めていた「星が生れる前の星に」と題した2人のコラボレーション空間もみどころである。
無機質なコンクリート建築である高梁市成羽美術館で、現代を生きる若手アーティストが「絵画」そして「彫刻」の在り方を問う。
関連イベント
- 作家によるギャラリートーク
【日時】1月5日(水) 13:00~14:00
【場所】美術館1階 展覧会場
※参加申込不要
- ロング対談「作品を読み解く」
【日時】1月15日(土) 10:00~16:00
【場所】美術館1階「静水の庭」前ロビー
【話し手】能勢伊勢雄(写真家・美術展企画)、ハナムラチカヒロ(ランドスケープデザイナー・アーティスト・大阪府立大学経済学研究科准教授)
※参加申込不要
見て!話して!アートと触れ合おう
【日時】2月19日(土) 13:30~15:00
【場所】美術館1階 展覧会場
【定員】15名程度
【ナビゲーター】花房紗也香(画家)
※新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、中止いたします。
ミュージアムコンサート
多言語で歌うシンガーソングライターEMILUのフォーク、ポップス、ブルースなどを織り交ぜた音楽をお楽しみください。
【日時】3月19日(土) 14:00~15:30
【場所】展覧会場
【出演】EMILU エミル-
※参加申込不要
※新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、中止いたします。
作家略歴
金孝妍 (キム・ヒョヨン)
略歴
1980 | 韓国生まれ |
2005 | 弘益大学大学院 絵画科修士課程修了(ソウル/韓国) |
2018 | 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科 芸術制作表現専攻博士課程修了 |
2019 | 「第三回日中韓芸術展」(茨城県つくば美術館/茨城) |
2020 | 個展「Vol.1 Konseki-そして飛び立つもの-」ArtProjectHeatBeat@(加計美術館/岡山) 「I氏賞受賞作家展Spurその先にある景色」(岡山県立美術館/岡山) |
現在 | 倉敷芸術科学大学 芸術学部 非常勤講師(`19-) |
受賞
2016 | 第2回石本正日本画大賞展 奨励賞 |
2017 | 第10回岡山新進美術家育成「I氏賞」奨励賞 日中韓芸術展 優秀作家賞 |
2018 | 加計美術館大賞2018 |
クボタケシ
略歴
2014 | SIMPPETRA 2014 招待 (滞在制作・設置/ポルトガル) |
2015 | The sculpture symposium at Madh, Mumbai 招待 (滞在制作・設置/インド) |
2019 | The 24th HARUBIN international Snow Sculpture Competition (滞在制作/中国) |
2020 | NEXT STORY 新たな時代へ (あさご芸術の森美術館) ヒカリヲキク takeshi kubo 展 (奈義町現代美術館、ナギテラス) |
受賞
2000 | 第5回 石のさとフェスティバル石の彫刻コンクール展 最高賞(高松市) |
2013 | 平成25年度兵庫県芸術奨励賞(兵庫) 第31回黒川録朗賞(姫路) |
2019 | 第7回 彫刻コンクール展 優秀賞(日本芸術センター) 他多数 |
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