周辺の豊かな自然環境を取り入れ、町民がこぞってゆとりを持ち、
楽しみながら文化活動に参加できれば、そんな願いを込めて設計した―
安藤忠雄(1994.11.5 朝日新聞より)
昭和28年県下初の町立美術館として開館した成羽町美術館(現 高梁市成羽美術館)は、平成6年に現在地に移転、3代目として新築開館しました。設計は安藤忠雄氏。大名屋敷跡の石垣が残り、緑の急斜面が迫っている、自然と歴史を感じさせる場所に建てられた美術館は、児島虎次郎の顕彰活動とともに、地域への文化発信の機能をはたすため様々な活動を展開しています。