
中国銀行の2020年カレンダーに、当館所蔵の児島虎次郎作《早春》を採用していただきました。当館ショップにて無料配布しておりますので、ご来館の際にはぜひお持ち帰りください。(無くなり次第終了いたします)
作品《早春》は、平成28年度に成羽美術館へ新収蔵された11点の内の1点です。晩年の作で、児島の邸宅があった倉敷市酒津で制作されており、アトリエの前庭に七面鳥を配し、春らしい暖色を基調とした明るい色彩で描かれています。画面中央に爛漫と咲く梅が描かれ、そのシルエットが強く地面に落ちた様子を描くことにより、邸宅の庭を包み込む美しい光が表現されています。