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わき道コラム その1「化石を研究する人になるには」

 2020.10.17 お知らせ、化石コラム

今回は、化石そのもののお話ではなくて、お客様の問い合わせ回数No.1(自分調べ)のご質問についてお話したいと思います。

そのご質問とは、「うちの子、化石が大好きで将来は化石を掘る人(研究する人)になりたいと言ってるんですが、どうすればなれるんですか?」というような、進路にまつわる内容です。

そもそも、化石について学ぶにはどんな学校に行けばよいのでしょうか。化石の学問ってどの分野に含まれるのでしょうか。

端的にいいますと、化石は理系の分野です。これ、誤解されている方も多いのですが、化石は「地面から発掘される昔のもの」であるために、考古学、つまり文系の分野だと考えていらっしゃる方が意外と多いのです。でも実際はちがいます。基本的に人類が文明をもたない時代より前のことは、理系分野で研究されます。

化石で扱う中にはもちろん人類の化石も含まれますが、それは文化や文明といったことよりも進化学、生物学的な要素が強くなるため、化石人類も含めて化石全般は理系、中でも「地質学」、その中でも「古生物学」という学問で主に取り扱っています。

悲しいことに地質学は、理系のなかで決してメジャーな分野ではありません。思い出してみてください。みなさん、中学で化石のことを詳しく習ったでしょうか。高校でも、地学(地学とは、地質学が含まれる総合的に地球のことを学ぶ学問)を専攻する人は、ほとんどいなかったのではないでしょうか。

そんなわけで、化石の研究(発掘)を仕事にしたいと思っても日本で学べる大学は物理学や化学、生物学などに比べると決して多くありません。特に、お子さんが化石の研究をしたいと思うきっかけとなるような、ほ乳類や恐竜類など大型化石にいたっては、選択肢がもっと狭くなります。

そのうえ、研究者になるには、基本的に大学院の博士課程を修了して「博士号」を持つことが一般的なコースで、9年も学生生活をおくったあげく、古生物分野の研究者は物理や化学の研究とはちがって、企業に職がありません。なので研究者として生業を立てていこうとしたら、大学・大学院または大学付属研究所の教員や研究者になるか、博物館の学芸員になるか、しかほぼ道がないのが現状です。

日本では恐竜やほ乳類化石が潤沢には見つからないため、日本でそれらの研究を行うチャンスは少ないです。そこで、研究が盛んなアメリカやヨーロッパの大学や大学院へ留学(または進学)し、そのまま現地で就職する人もいますし、日本に帰ってきて就職する人も多くいます。

と、ここまで難しい面ばかり強調してしまいましたが、化石の研究は進化学にとってなくてはならない研究ですし、地球の歴史を解明するやりがいのある分野でもあります。ぜひ子どもたちにチャレンジしてもらいたいと思っています。

ところで、化石の研究者になるのはちょっと、、、とためらう人もいらっしゃるかと。実は化石に密接に関われる職業が、もう1つあるんです。それは、プレパレーターという職業です。

「プレパレーター」ってなんなのでしょう。これについては、次回お話させていただきます。お楽しみに!

 

化石コラム

第20回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」⑧ ベネチテス

第19回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」⑦ 「ポドザミテス」と「スウェーデンボージア」

第18回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」⑥ サゲノプテリス・ナリワエンシス

第17回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」⑤ ギンコイテスとバイエラ

第16回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」④ ネオカラミテスとエクイセティテス

第15回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」③ハウスマンニア・デンタータ

第14回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」②ハウスマンニア・ナリワエンシス

第13回 岡山が誇る植物化石群「成羽フローラ」①成羽地域の地質から読み解く過去の成羽

わき道コラム その2「プレパレーター」

第12回 学名ってなんだろう?

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